RM 039

トゥールビヨン クロノグラフ アヴィエーション
はじめに

リシャール・ミルの中で最も複雑なウォッチ

このパイロット・ウォッチを開発し始めたとき、その難易度や複雑さからこれまでとは比べ物にならないものになるだろうとわかっていました。しかし実際には、当初想像していたよりもさらに大変だったのです!この時計には1,000個近くの部品が使われ、裸眼では見えないものもあります。
リシャール・ミルはこの時計を、経験豊かなパイロットのために、実際にナビゲーションに役立つようにデザインしました。そのため、航空界の伝統的な素材と視覚的なコードを採用しています。エンジニアたちは構築、組み立て、調整のために新しい工程を考え出す必要がありました。そして技術的な限界を乗り越え、ある大きな問題を解決しなければならなかったのです。それは、極めて複雑な機能を持つ各部分の間での、全体的に最適な相互作用を見つける方法でした。
RM 039 クロノグラフ フライバック アヴィエーション E6-Bは、ムーブメントに750近くの構成部品と、ケースに200以上のパーツを用いた、市場で最も複雑な究極の「エリートウォッチ」の一つに数えられます。

RM 039

パイロットのニーズに応じて

極めて複雑で技術的難易度の高いこのキャリバーは、パイロットが飛行中に直面する課題に対処するための最適な機器として役立ちます。RM 039 アヴィエーション E6-Bトゥールビヨンは、時計製造と航空学が究極の形で融合したものです。

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RM 039 トゥールビヨン クロノグラフ アヴィエーション

キャリバー RM039

時・分表示、6時位置に秒の表示、UTC(世界標準時)機能、オーバーサイズデイト、フライバック クロノグラフ、中央に秒・分カウンター、9時位置に12時間積算計、カウントダウンモード、ファンクションセレクター、パワーリザーブ・インジケーターを備えた手巻きトゥールビヨンムーブメント。



30本の限定エディション

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パワーリザーブ

クロノグラフ稼動なしで約70時間(± 10%)。実際のパワーリザーブの時間は、クロノグラフの使用時間によって変わります。

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グレード5チタン製の地板とブリッジ

地板はグレード5チタン製で、生体適合性と優れた耐食性を備え、極めて硬い合金であるため、輪列がスムーズに作動します。

合金の組成は、チタンが90%、アルミニウムが6%、バナジウムが4%。 この組成によって素材の機械特性がさらに強化されるため、航空宇宙産業や航空産業、自動車産業でこの合金がよく使用されています。

スケルトン加工を施した地板とブリッジは、個々に徹底した検証テストを経て、最高の強度条件を満たしています。

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フライバック クロノグラフ

このムーブメントの構造によって、構成部品の首尾一貫した合理的な配置が可能となります。無駄に重なる部分を排除し、組み込まれた機能を最適化する技術的なソリューションが施されました。



RM 039が技術的に極めて複雑であるため、リシャール・ミルはとりわけ日々の使用と経年変化について詳細に検証することを求めました。この最適化へのプロセスは、クロノグラフのスタート、ストップ、ゼロリセットに関するシーケンスを向上させることにつながりました。というのも、これには2つの機能があるため、モジュールは厳しい制約下に置かれていたのです。分・秒の中央表示を備えたフライバック クロノグラフのモジュールによって、フライバック機能だけでなく、分針をカウントダウンに使用することもできます。しかしながらこれは、機構の最も小さな誤作動でさえ全体の動きを止めてしまうことを避けられない可能性も示唆します。にもかかわらず、フライバック クロノグラフの一連の機能を完璧にするための研究によって操作ミスの許容範囲を広げることができたのです。

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カウントダウン

カウントダウンのプッシュボタンを押すことで、RM 039は2つの飛行点の間の所定の所要時間をカウントできます。

カウントダウンのプッシュボタンが押されると8時位置の窓にONと表示され、4時位置のプッシュボタンによって60分から1分の間ですばやく針を調整できます。

カウントダウンの時間をセットしたら10時位置のプッシュボタンを押せばクロノグラフがスタート。分針がゼロに達したら、7時位置の表示が自動的にOFFに切り替わります。

カウントダウン機能は、8時位置のプッシュボタンを押せばいつでも、フライバック機能でゼロにリセットできます。



リシャール・ミルのムーブメントのエンジニアは、オーデマ ピゲ・ルノー エ パピの時計職人とともに、RM039キャリバーをさらに改良しようと数年間にわたる研究を重ねました。その目的は、複雑機構も、ウォッチに隠された重要なコンセプトも一つとして無視することなく、ムーブメントの経年変化を乗り越え、完璧な表示や機能の作用を保証することでした。さまざまな調査により、彼らはそれぞれのムーブメントパーツを保護する安全装置を増やしたのです。その結果、極めて複雑なフライバックとカウントダウンの機構の信頼性とスムーズな機能が得られました。

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オーバーサイズデイト表示

12時位置の下にある白い輪郭線で囲まれた横長の表示窓に日付が表示され、日付が変わるときはほぼ瞬間的に切り替わります。

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UTC(世界標準時)機能

RM 039 アヴィエーション E6-Bでは、レッドとブラックカラーの針でセカンドタイムゾーンを表示します。 これはファンクションセレクターで簡単に調整ができます。

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ムーブメントの特徴

ムーブメント直径:38.95 mm

厚さ:8.05 mm

石数:58

テンワ:グリュシデュール®製、2アーム型、4個の調整ネジ、慣性モーメント 11.50 mg•cm2、リフトアングル 53°

振動数:21,600振動/時(3 Hz)

ヒゲゼンマイ:ニヴァロックス®によるエリンバー

耐震装置:KIF エラスター KE 160 B28

香箱真:ニッケルフリーのクロニファー®(DIN x 46 Cr 13 + S)製。以下の特性を有しています:耐錆性・耐磁性を備え、熱処理に最適

ケース

RM 039の4層構造をもつケースの製造は困難を極めます。1時間40分の旋盤加工を経た後に、数時間にも及ぶ800もの切削作業が必要です。機械加工では、およそ11時間の個別の作業を行わなければなりません。その後、各ケースに丸一日を要する厳密な品質検査の工程が続きます。 RM 039の5つのプッシュボタン、構成部品、リューズは、さらに10日の機械加工を必要とし、その間に数多くの防水検査と品質検査を受けます。その後、ケース全体に手作業によるブラッシングとポリッシュ加工を施します。これらの工程は全て、リシャール・ミル ウォッチを制作する上で、人間工学に基づく品質を実現するために必要不可欠なものです。

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E6-Bフライトコンピューター付き両方向回転ベゼル

高度な技術が詰め込まれ、しかも極めて洗練されたこの時計は、熟練のパイロットの必需品を現代的に解釈しています。フライトコンピューターE6-Bは、1930年代にアメリカのフィリップ・ダルトン中尉によって発明されたもの。

これは電力供給を必要としないため、現在でもパイロットのための極めて確実なフライトツールとされています。

E6-Bフライトコンピューターは固定ベゼルと両方向回転ベゼルが特徴。ともに数種の複雑なインジケーターが記されています。この回転計算尺により、燃料消費量、飛行時間、対地速度、密度高度、偏流修正、計測単位(knot/km/ガロン/リットル/フィート/KG/LBS)の高速変換等を読み取り、計算することができます。 フライト準備の際、フライトコンピューターE6-Bは必要な燃料量や密度高度を計算するのに、現在でも離着陸に不可欠な、最も正確な装置です。

リリースボタンを押すと現れる、ケース内蔵の可動式ポインターで読み取りが楽になり、結果としてより正確な読み出しが可能となります。

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特許を取得した巻き真・リューズ構造

特許を取得したこのRM 039の巻き真・リューズ構造は、リューズがムーブメントに直結していないため、リューズが衝撃を受けた際にも、ムーブメントに損傷をもたらす恐れはありません。

リューズはケースに内蔵され、動かすことは不可能ですが、それでも時計職人であれば、簡単に操作できます。 機構を寿命を延ばす安全対策として理想的なソリューションです。

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仕上げ

ムーブメント

・手作業によるポリッシュ仕上げが施された面取り部分
・マイクロブラスト加工を施した切削部分
・ポリッシュ仕上げのくり型面
・地板とブリッジにPVD表面処理

スチール製パーツ

・サテン仕上げの表面
・手作業によるポリッシュ仕上げが施された面取り部分
・手作業によるポリッシュ仕上げのくり形面
・手作業で艶出しした部分

歯車

・ダイヤモンドツールによる凹面面取り
・環状平滑表面処理表面
・ロジウムメッキ加工(歯をカットする前)
・歯の形状と性能を維持するため、加工後の処理は最低限に留める

その他の特徴

可変慣性フリースプラングテンプ

このテンワはイノベーションの最高峰。衝撃を受けた場合やムーブメントの組み立てや分解の際により高い信頼性を約束し、長期間にわたり優れた計時精度を保証します。
緩急針をなくして4個の調整ネジを採用した結果、より正確に何度でも歩度を調整できるようになりました。

高速回転バレル(1回転=5時間、従来は7.5時間)

この香箱は以下の長所を備えています:

・主ゼンマイの周期的な張り付き現象を大幅に減少させ、性能を高めます。
・パワーリザーブ、性能、均一性の理想的な比率を採用、主ゼンマイは優れた三角曲線を有しています。

セントラルインボリュート歯形を採用した香箱の歯車と三番車カナ

香箱の歯とカナのセントラル・インボリュート歯形により、最適な圧力角20°が得られます。これにより、回転運動の効率が高まるとともに、輪列における歯車のかみ合いにばらつきが生じても補正されます。その結果、優れたトルク伝達効率と性能の大幅な向上が実現されました。

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